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ビジュアルエフェクト

デジタルマットペイントとは?

マットペインティング合成とは、映画製作で古くからおこなわれている、実写と背景画を合成する映像技法のひとつで、セットやロケーションなどで表現することが難しい場面などに用います。マットペインティング合成には、『撮影現場でガラス板に描いた背景画とその場で同時に撮影する方法』、『絵にしたい部分を黒く覆って撮影し、スタジオに持ち帰り、未露光の部分に絵を合成してはじめて現像する方法(生合成)』、『一度撮影した実写を投影しながら絵と合成する方法』、『絵と実写を別に撮影してオプチカルプリンター(複数のフィルムを組み合わせて再撮影する特殊なカメラ)を使って、それらを合成する方法』などがありますが、基本的には絵と実写を何らかの方法で合成する手法のことです。マットペイントとはその際に用いられる「絵」のことを指します。

現在では、CG技術の革命的な進展と普及によって、コンピューター上でのデジタル合成作業が可能となり、多くの映画製作の現場でCG映像が使われています。マットペイントも例外ではなく、Adobe Photoshop やVUE、3DCGソフトなどを使ってコンピューター上で作画して実写映像と合成することが一般的になっています。

このようにして作られたマットペイントを「デジタルマットペイント」と呼んでいます。デジタル化により、3DCGやミニチュア素材、スチール素材との連携が潤滑になり、精度や自由度は、光学合成時代のマットペイントから飛躍的に高まりました。特にアナログ時代の絶対的な制約であったFIX(フィックス、実写撮影時キャメラは絶対に動いてはいけない)はマッチムーブソフト(カメラの動きを撮影された画像のみから検出するソフト)の大きな進歩により、マットペイントが使われていてもある程度自由なカメラワークが可能になり、格段に表現の幅が広がっています。




デジタルマットペイント制作例

デジタルマットペイントの制作例として、実際に劇場用映画用に制作したマットペイントが、どのように映画素材に使われていくかを、制作過程にそってご紹介します。


映画「ALWAYS続・三丁目の夕日」日劇前 の場合

保存禁止デジタルマットペイント制作例
画像をクリックしてください
  1. 本編撮影素材(オープンセット)
  2. ベース3DCG(制作/白組)
  3. ざっと壁面の色、質感をつけます。
  4. 壁面に汚しを入れ、窓中、窓枠のディティールを描画していきます。
  5. 看板やポスター、街路樹などディディールをどんどん描画していきます。
  6. マットペイント部分の完成。
  7. 撮影素材とあわせて完成。